目次
この記事の要点
英語が教養とも言えるくらい一般的になった今、
次に教養になるのはプログラミングであると考えられる理由について、
まとめています。
この記事を読むのがオススメの方
このような方におすすめです。
・現代の学校教育のことを知らない方
・学生当時、英語なりプログラミングなりを学んでこなかった方
・数年先の常識に興味がある方
背景:英語と学校教育
義務教育で必修科目になったのは、2002年からだそうです。
約20年が経過しているんですね。
また、授業の数は増加傾向にあり、2020年現在、小学校では週2時間が
外国語の時間に当てられているそうです。
小学校の授業時数は6年間で現行より140コマ増えて5785コマとなり、前回の改訂から2回連続の増加となる。これは、小学3、4年生に「話す」「聞く」を中心に教科以外の教育活動(領域)として学習する「外国語活動」を、これまで小学5、6年生で行っていたものを前倒しして週1時間(年間35コマ)行い、小学5、6年生は「話す」「聞く」に加えて「読む」「書く」も含めた「外国語」と正式な教科として週2時間(年間70コマ)行うことにより、授業時数が増加したことによるものである。
『wikipedia 学習指導要領』より。
2021年6月22日 (水) 19:00 UTC
参照ページ:学習指導要領 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
現代において、英語と聞くとどのようなイメージでしょうか?
20歳そこそこの若い社会人と話をすると、簡単な英語は読み書きができる人がほとんどですよね。
少なくとも英語に対しアレルギーのある人はほぼいない印象です。
30代の方と話をすると、真面目に勉強していた人ならなんとかできる印象です。
40代以上の方になると、留学や海外勤務経験がある人とかを除けば、英語ができる人はほとんどいない印象があります。
このように、大人が気づかぬうちに、世の中の教養って変わってきているのではないでしょうか。
プログラミングと学校教育
2020年、学習指導要領入り
2020年から実施された新学習指導要領では、
プログラミングは「情報活用能力」は、言語能力と同様に「学習の基礎となる資質・能力」と位置づけられました。
小・中・高等学校共通のポイント (総則)
➢情報活用能力を、言語能力と同様に「学習の基盤となる資質・能力」と位置付け
総則において、児童生徒の発達の段階を考慮し、言語能力、情報活用能力(情報モラルを含む。)等の学習の基盤となる資質・能力を育成するため、各教科等の特性を生かし、教科等横断的な視点から教育課程の編成を図るものとすることを明記。【総則】
➢ 学校のICT環境整備とICTを活用した学習活動の充実に配慮
総則において、情報活用能力の育成を図るため、各学校において、コンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用す
るために必要な環境を整え、これらを適切に活用した学習活動の充実を図ることに配慮することを明記。【総則】『新学習指導要領のポイント(情報活用能力の育成・ICT活用)』より。
2021年6月22日 (水) 19:00 UTC
参照ページ:新学習指導要領のポイント(情報活用能力の育成・ICT活用)
最新の学校教育におけるプログラミング
2022年からは、高校生に上がると、比較的専門性の高い内容まで扱うそうです。
令和4年度から実施される新学習指導要領では,「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善を通じて,
学習の基盤となる資質・能力の育成を目指すとともに、プログラミングやデータサイエンスなど専門性が
比較的高い内容も指導することになります。『高等学校情報科(各学科に共通する教科)』より。
2021年6月22日 (水) 19:00 UTC
参照ページ:中学校技術・家庭科(技術分野)内容「D 情報の技術」
プログラミング学習は重要なのか?
先ほど、学習指導要領において、プログラミングはこう書いてあるとお伝えしました。
(プログラミングは)言語能力と同様に「学習の基盤となる資質・能力」と位置付け
ではこれはどういうことかというと、
「プログラミングは言葉と同じくらい大切である」と言われているということです。
これから10年もすれば、プログラミングを授業で学んできた人しか、
新社会人にいないことになります。
極端に言うと、プログラミング能力があって、
ロジカルに物事を考えられる新卒社員ばかりということになります。
理系の高校や大学では、少なくとも10年前から授業で
多くの人が一度は学ぶ内容です。
もしかすると、すでに会社の後輩から
「パソコンくらい使えるように勉強しておいてよ」と
思われてしまっているかもしれません。
プログラミング学習にどんな効果があるのか?
文部科学省のホームページに、プログラミングについてこのように書かれています。
プログラミングによって,コンピュータに自分が求める動作をさせることができるとともに,コンピュータの仕組みの一端をうかがい知ることができるので,コンピュータが「魔法の箱」ではなくなり,より主体的に活用したり,社会における身近な様々なものの仕組みを理解したりすることにつながる。
『教育の情報化の手引き-追補版-(令和2年6月)第3章』より。
2021年6月22日 (水) 19:00 UTC
参照ページ:第3章 プログラミング教育の推進
プログラミングを学ぶことで、パソコン内部の動きを知れるため、
パソコンをどれほど使いこなせるかが変わってくるということですね。
大人はどうする?
絶対にオススメしないこと
それは独学で学ぶということです。
プログラミングを0から独学で学んでいる人は、どんどん世の中から遅れていきます。
独学で学ぶということは、横道に逸れながら前に進むことになるので、
楽しい半面、当然時間を無駄にしますよね。
(独学でやりたい気持ちは凄く分かります。)
ただ、それよりも大きな問題が1つあります。
それは何かというと、コツを掴むまでの期間に、
業界は先に進んでいてしまうという点です。
プログラミングは、日々新しい技術や新しい言語が
登場しているため奥が深く、終わりのない分野。
基礎の部分だけでもさっさと体得しておかないと、
業界からはどんどん遅れてしまうんですね。
まとめ
まとめです。
・現代の学校教育では、かなりプログラミングが重要視されている。
・今後10年すると、プログラミング能力があり、
ロジカルに物事を考えられる新社会人ばかりになる可能性がある。
プログラミングぶろぐでは、
大人になってからでも、今からでも、
プログラミングを学べる情報をまとめていきます。
よければ是非、こちらの記事も見てみて下さいね。
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